VIEW21 2001.02 |
クラス運営・進路学習のためのVIEW'S method ホームルーム |
■part 3■ SHRの活動例
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・時事問題などのタイムリーなニュース ・教師が日々の生活の中で感じたこと ・教師の学生時代などの体験談 ・その学年・時期の生徒の状況に合った本の紹介 ・学校で起きた出来事についての担任の考え ・クラスの状況を踏まえた話 |
(2)の生徒によるスピーチは、自分の頭で考え、内容を組み立て、表現する練習になるばかりでなく、他の生徒の考え方、表現の仕方に触れる良い機会でもある。クラスの中には、意識の高い生徒や表現力の豊かな生徒が何人かはいるものである。そういう生徒のスピーチを聞けば、他の生徒はいろいろな面で刺激を受けられる。
スピーチはテーマを設定しても、しなくてもよいだろう。「最近のニュースで感じたこと」「学校」「友達」など、何でもよい。年度当初なら、「自己紹介」をテーマとするのが適切だろう。自分を紹介するというのは案外難しいことであり、自分を見つめる良い機会になる。
生活習慣の調査も有効だ。調査用紙をあらかじめ配付しておき、前日の学習時間や学習内容、睡眠時間などを毎日記入させる。学期の始めなど、ある特定の時期に1週間でも書かせれば、生徒が自分を振り返られるだけでなく、担任が生徒を知るデータにもなる。
なお、毎朝の連絡事項の伝達を担任ではなく、生徒にさせる方法もある。職員朝礼で挙がった重要な連絡事項は担任が伝達し、時間割の確認など、その他の事項についてはクラス委員などに任せる。1年次では教師主導でも、学年が上がるにつれ、生徒主体の部分を増やしていくのもよい。SHR自体を生徒に運営させることで、生徒の自主性を育てていくのだ。その場合、学年当初からその形を作り上げた方がやりやすいだろう。
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