分析結果
模擬試験実施後、公立15校4178名のデータを分析していったところ、各科目において様々な特徴が浮かび上がってきた。その中でもポイントと思われるものについて、以下紹介する。
1 英語は上昇、地理・歴史、理科は厳しい結果に
'95年度と'01年度を比較すると、英語の正解率がやや上昇した一方で、日本史・物理の正解率が大きく下がった。また、国語・世界史・地理・数学・化学・生物の正解率はやや下降した。
2 文系志望者の下落率が目立つ
文理志望別では、理系志望者よりも文系志望者の方が正解率の下落率が大きい。科目別に見ると、文系志望者の数学は大きく下がっていたが、理系志望者の数学は下がっていなかった(図2)。
しかし、同じ理系志望者でも物理は下がっており(図3)、また、医学部系志望者の生物も下がっていた。一方、国語・地理・歴史は文系志望者・理系志望者ともに正解率は下がっていて、文系志望者の下げ幅がより大きい。
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