VIEW21 2002.9  指導変革の軌跡 熊本県立東稜高校

熊本県立東稜高校

学力向上
学年単位の試みを体系化し
学校全体の取り組みに発展させる

熊本県立東稜高校
熊本市の東部に位置する創立15年目の進学校。平成11年には、それまでの約2倍の国公立大合格者数を記録し、以来現在まで維持。「元気のよい学校」との評価を得ている。
住所/熊本県熊本市小峯4丁目5番10号 電話/096(369)1008

写真 設立 1988年(昭和63年)
形態 共学/普通コース、国際コース、理数コース
生徒数(一学年) 約400名
01年度入試実績 国公立大には熊本大10名、熊本県立大31名など現役のみで111名が合格。私立大には西南学院大10名、福岡大33名など延べ288名が合格。

東稜高校……取り組みのポイント

  1. 「学習の軌跡」で学習習慣を定着させる
    生徒にカレンダー形式の学習記録表「学習の軌跡」を配付。自宅学習時間を色分けして記録させ、コメントを書かせることで、担任が生徒の学習状況を視覚的に把握できるようにする。
  2. テーマ別セミナーハウス宿泊研修の実施
    生徒の個別ニーズに対応するため、「星を観察しよう」など、教科ごとに様々なテーマのセミナーを用意し、泊まり込みで指導を行う。
  3. 「学力向上対策マップ」で指導を体系化
    進路指導上の目標や、教科の具体的な指導内容、目標値などを記載し、学校全体で3年間の指導の流れを共有化する。


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熊本県立東稜高校教諭
光岡和隆
Mitsuoka Kazutaka
教職歴27年目。同校に赴任して14年目。進路指導主事。英語担当。「『実るほど首を垂れる稲穂かな』というように、人間は謙虚でなければものを学べないことを生徒に伝えたい」
熊本県立東稜高校教諭
鈴木田光孝
Suzukida Mitsutaka
教職歴20年目。同校に赴任して9年目。数学担当。「生徒には意欲を持って物事に臨んでほしいですね。でもそのためには日々生徒に接している教師の側も努力が必要です」

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