(2)授業での取り組み(図11)
「大切なことはノートにとる」は、G3レベルに変換点があり、相対的に下位の生徒の実践率は日本が一番高く、次いで韓国、中国の順。G4レベル以上の上位層では中国が高く、日本・韓国の実践率は低い。
教師が授業中に話した要点をノートに取れるのは、生徒が教師の言葉を背景知識と重ね合わせて理解し、文字に変換しているからである。したがって、教師が話す内容の意味を理解できないと、このような学習活動は成立しないが、3か国ともG3レベルで60%の実践率に達している。
「予習して疑問点を持ち、授業でチェックしたり質問して確かめる」は、日本の実践率が高い。授業へ主体的に関わろうとする姿勢が比較的強いことは、日本の高校生の優れた側面だと言える。
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