|
|
|
point1 作成目的を明確にする |
|
まず確認したいのは、学校としてどのような役割を保護者に期待しているのかを明確にすることである。生徒の学習習慣の確立や志望校決定への支援を主に求めるシラバスもあるだろうし、基本的な生活習慣の確立や職業観の育成をサポートしてもらうことを重視するものもあるだろう。
一見当たり前のことであるが、この点をしっかり認識しているかどうかは、シラバスの作成ステップにも大きく関わってくる。例えば、進路指導に対するサポートを重視するのであれば、生徒向けの進路指導シラバスをベースに検討することができるだろうし、生活指導を重視するのであれば、今までに発行した学年便りからエッセンスを抽出する、といった方法を取ることも可能だろう。まずは「本校における保護者シラバスの目的は何か」を校内できちんと議論してから作成作業に入りたい。もちろんその前提として、学校の教育目標及び育てたい生徒像、3か年の生徒の指導計画を明確にし、その内容を校内で共有しておくことが必要なのは言うまでもない。 |
|