ベネッセ教育総合研究所
シラバスの活用 保護者向けシラバスの作成に向けて
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point2 指導プランとの整合性を考える
 作成の目的が明確になったら、学校の指導プランと連携できるよう、具体的な場面・時期に応じて家庭に何を求めるのかを考えていけばよい。例えば、進路指導のサポートを求めるためのシラバスにするのであれば、
 (1)文理選択、学部・学科選択をどの時期に置いているのか
 (2)そのために学校として生徒に準備している取り組みは何か
といった、学校における3年間の進路指導ストーリーを確認した上で
 (3)学校での取り組みの前後で、保護 者にどのような働き掛けを求めるのか
を明確にするのだ。
 (1)、(2)の議論ならどの学校でも折に触れて行われていると思うが、(3)のような事柄になると、教師個々人の問題意識にとどまっており、学校全体での議論や体系的な情報発信には至っていないケースも多い。一度きちんとした議論の場を設けておくとよいだろう。これまで作成してきた生徒向けの進路シラバスや学年便りなどを基に、「この場面で保護者にこう関わって欲しい」といったアイディアを募るアンケート等を、全担任対象に実施してみるのも一つのやり方だろう。


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