宮崎県立宮崎西高校教頭
中浦和博
Nakaura Kazuhiro
教職歴33年目。宮崎西高校に赴任して1年目。「生徒への多角的な支援体制の確立を目指していきたいと思います」
宮崎県立宮崎西高校教頭
浜口剛士
Hamaguchi Takashi
教職歴28年目。宮崎西高校に赴任して2年目。「教師が生徒に力を付けてやること以上に、自ら力を付ける方法を学ばせることが大切」
宮崎県立宮崎西高校
鍋倉一幸
Nabekura Kazuyuki
教職歴22年目。宮崎西高校に赴任して6年目。進路指導主事。「将来の起点となる進路選択が行えるよう、生徒の支援に努めたい」
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宮崎県立宮崎西高校
実践事例
教師、保護者が互いにサポートし合う関係づくり
保護者と連携した教育の在り方について 各地の高校で試行錯誤が続いている。
宮崎県立宮崎西高校と愛知県立知立東高校の事例に、 今後の取り組みのヒントを探る。
保護者の協力なくして学校の教育活動は成り立たない
宮崎県立宮崎西高校は、毎年、300名前後の国公立大合格者が輩出する、全国でも有数の公立進学校である。宮崎西高校は教師が熱心に生徒に手をかける指導で知られており、教師が生徒に自学自習の意義を伝え、自学自習の習慣を身に付けさせる「学習方法体験講習会」(現在は「学習方法習得体験」に発展解消)などは、
本誌02年6月号
でも紹介した通りである。
だが、宮崎西高校の浜口剛士教頭は、そうした指導が効果を上げている背景にあるのは、教師の努力だけではないと語る。
「学校として生徒を伸ばしていくためには、学習習慣及び生活習慣の確立などで家庭の協力を得ることが不可欠です。また、文武両道を目標に掲げる本校では、学習はもちろん、部活動にも力を入れています。文武共に生徒には高い目標を持って学校生活を送ってほしいと思っています。そうした学校の方針を保護者に理解してもらうことなしに、生徒が高校生活をきちんと送ることはできません。学校の教育目標をより高い次元で達成するためには、学校と保護者が生徒を『共育』することが必要だと思います」
では、宮崎西高校では、学校の指導方針をどのように家庭と共有し、生徒育成につなげているのだろうか。以下で具体的に見ていこう。
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