ベネッセ教育総合研究所
VIEW'S REPORT 東アジア高校英語教育GTEC調査報告 小学校英語導入、SELHi型指導の成果を探る
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4 新課程の成果が認められる日本
 日本の同一高校群において、高校2年生の成績を過年度比較したデータが図8である。03年度の高校2年生は中学校から高校1年まで、すべて旧課程で学習を行ってきた生徒であり、他方、04年度の高校2年生は中学3年から高校1年を新課程で学習してきた生徒である。
▼図8 03年度2年生―04年度2年生 スコア過年度比較(日本)
図8
  トータル平均スコアを見ると、04年度2年生が440・7点となっており、03年度の2年生と比べて17・5点も高い結果となった。また、技能別に更に詳細に見ると、リーディングに比べ、リスニングやライティングのスコアに違いが見られ、中でもリスニングにおいてはその差が顕著であることが分かった。新課程で学んできた生徒がよりオーラル系の技能を強みとしている様子が読み取れる。


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