特集 真の「文武両道」を目指して
渡辺俊哉

▲愛媛県立松山南高校

渡辺俊哉

Watanabe Toshiya

教職歴24年目。松山南高校に赴任して3年目。進路指導課長。数学担当。「『教室は闘いの場』。真剣勝負で生徒と向き合っています」

千葉昇

▲愛媛県立松山南高校

千葉昇

Chiba Noboru

教職歴23年目。松山南高校に赴任して5年目。教務・理数課長。理科担当。「ケ・セラセラ。慌てない、諦めない生徒を育てたい」

古茂田宣夫

▲愛媛県立松山南高校

古茂田宣夫

Komoda Nobuo

教職歴33年目。松山南高校に赴任して8年目。特活課長。保健体育担当。「一歩一歩、着実に歩んでいける生徒を育てたい」

中川和倫

▲愛媛県立松山南高校

中川和倫

Nakagawa Kazunori

教職歴22年目。松山南高校に赴任して4年目。SSH委員会委員長。理科担当。「『臨機応変』をモットーに指導に当たっています」

VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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【実践事例2】
愛媛県立松山南高校

伝統校の役割を踏まえ高いレベルでの文武両道を実践

高いレベルでの文武両道を校是とする伝統校

 05年で創立114周年を迎える愛媛県立松山南高校は、毎年約300名もの国公立大合格者が輩出する、全国でも有数の公立進学校である。「高いレベルでの文武両道」を校是に掲げる松山南高校の部活動加入率は、3年次でも80%超。生徒会活動や文化祭、運動会にも全力で取り組むなど、伝統校らしい気風が現在でもしっかりと継承されている。教務・理数課長を務める千葉昇先生は、そんな松山南高校の文武両道の在り方を次のように説明する。
  「『高いレベルでの文武両道』を掲げる本校の目標は、生徒一人ひとりを文武両道の実践者とすることです。生徒には『部活のために勉強を犠牲にする』『勉強のために部活を辞める』といった発想はしないよう、学年集会やHR、部活の時間などを使って常に意識付けています。実際、最後まで部活に取り組んだ生徒ほど希望進路の実現に至る確率は高いですよね。文武を相反するものとして捉えるのではなく、『武があるからこそ文もできるんだ』という発想で指導しています」
  では、松山南高校が実際にどのような指導で成果を上げているのか、具体的に見ていこう。



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