ナレッジの継承 部活動顧問の進路面談
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
  PAGE 3/3 前ページ  

山内先生の面談の概要

面談のポイントは、生徒に「今できないこと」を明確にさせること。その上で「今できること」の質の向上や積み上げを図り、次回の面談でチェックする。このサイクルを繰り返すことで生徒の学習意欲が喚起されていく。

■ 取り組みの目的
● 定期的な面談により、進路設計を棚上げすることを防ぐ。
● 学習への動機づけをより多面的にする。
(消極的ではあるが、「保護者に心配をかけない」「部に迷惑をかけない」などのネガティブな動機づけも、場合によっては十分有効)
● 部活動におけるスキルアップと学習における成績向上は、その方法論において共通点が多いことを認識させる。
(「まず、真似をしてみる」「考えなくてもできるまで繰り返す」「練習(学習)に入る前にその日の課題を設定する」など、挙げればいくつでもある)
● 進路選択に関係する不要な不安感を低減させ、学習に対する取り組みの焦点化を図る。
(「今できないこと」のマイナスの影響について、それがどれくらいの影響を与えるのか、他のことでカバーできないのかを考え、不安感を学習に取り組む意欲に転換させる)
■ 面談の流れ
● 「今できないこと」を明確にさせ、「今できること」を認識させる。更に「今できること」の質的向上や積み上げを図る。

今できないこと

今できること

今できること
(質的向上・積み上げ分)
・補習に出る
・毎回模擬試験を受ける
・オープンキャンパスに行く
・授業を真剣に受ける
・自分で問題集を買って勉強する
・先生に質問に行く
・自宅で模試を受験し、今の成績の状況をつかむ
・志望校の資料を集める



  PAGE 3/3 前ページ