特集 「完全新課程生」をどう育てるか
岐阜県立多治見北高校

岐阜県立多治見北高校


1958年(昭和33年)設立。男女共学の普通科高校。1学年約320名(全日制280名、定時制40名)。05年度入試では、京都大、名古屋大、大阪大、金沢大など国公立大に161名。同志社大、立命館大、東京理科大など私立大に延べ789名が合格。
URL:http://school.gifu-
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VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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【実践事例】

岐阜県立 多治見北高校

「3年間で1クール」の考え方で3年間の総括とノウハウ継承を重視

03年度プランの精緻化を目指した05年度

 多治見北高校でも、03年度に向けては各種の指導改革が行われた。早期の生徒把握を図るためのスタディーサポートの導入、難関大志望者を対象に隔週で開講する「特別講座」の実施、あるいは、各教科の1時間目の授業を、学習方法のオリエンテーションに充てるといった試みが、02~03年度にかけて実施されている(03年度の多治見北高校の状況については、本誌03年度9月号参照)。その後、多治見北高校では基本的には03年度のプランを継承しつつ、05年度入学生の指導プランが立てられている。進路指導主事の後藤浩利先生はその点について次のように語る。
  「05年度入学生の指導プランは、新しいことを始めるというよりは、03、04年度の経験を踏まえて細かな改良を加えていった面が強いと思います。本校では『3年間で1クール』という考え方が強いので、この3年は、03年度に立てた新たな指導プランを精緻化することを重視してきました」
  このような考えに基づくため、多治見北高校で05年度に実施された取り組みの多くは、既存の取り組みの細かな改良という性格が強い。具体的には、以下の2点が大きなものだという。


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