特に差が大きい項目が、「取り組みの検証について協議・推進する組織がある」「総括を踏まえ、次年度の課題を洗い出し、焦点化する」「客観的な指標と方法に基づく成果の測定」「毎年、定期的に検証活動を実施」などである。効果検証においては、個人の主観的感想にとどまらず、客観的指標に基づいて組織的な検証活動を行っていくことが求められている。
例えば、「かなり」と回答した鳥取県のE中学校では、「外部指導者(大学教授等)に年2回全職員の授業を公開し、改善点などを個々の教師の指標としている。また、年2回の研究授業、事後研究は外部にも案内を出し、多くの意見を聞く機会にしている」という。
更に、チェックに関して付言するなら、生徒の学力が向上したかどうかのチェックはできても、立てたプランが正しかったか、プラン通りに実行できたかといったチェックまでは行き届かない場合もある。プランを立てる際、どこまでを成果とするかというコンセンサスを形成することが大切だろう。
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