指導変革の軌跡 岐阜県立関高校「学力向上」
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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これからが本当の関高校のスタート

 今後の課題は、改革を止めることなく、学校の伝統として定着させることだ。居波先生は「フロンティア事業は06年3月に終わりますが、むしろこれからが新しい関高校のスタートです」と抱負を述べる。実際、指定を受けた学年だけでなく、ほとんどの活動を、現在の1、2学年にも継承している。また、2学年は資格取得のための指導を徹底したり、1学年では「高校生研究者たち」を改善して実施したりするなど、他学年から新たな動きが出ている。
  また、06年度には中部学院大の教員を招き、医学と中国語の講座を年間各20講座設定し、学校設定科目として単位認定も行う。1~3年生が一緒に授業を受けるため、生徒がこれまでとは違う刺激を受けることも期待している。
  「フロンティア事業が終わっても、学校は前に進み続けなければなりません。どのように生徒が変わっていくのか、私たちも今から楽しみです」と教務主任の井川比呂司先生は述べる。06年5月16日にフロンティア事業の研究発表会を行い、新たな関高校の姿を報告する予定だ。


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