指導変革の軌跡 愛知県立犬山高校「教師の指導力向上」
愛知県立犬山高校

愛知県立犬山高校

2006年に創立95周年を迎える伝統校。普通科では情報活用・文I・文II・理系の4コースを、商業科では経理事務・情報ビジネス・国際ビジネスの3コースを設け、生徒の多様な進路希望の実現を目指す。

設立●1911(明治44)年

形態●全日制・定時制/普通科・商業科/共学

生徒数(1学年)●約240名

06年度進路実績●名城大、愛知工業大、中部大、愛知淑徳大、愛知学院大、名古屋学院大、大同工業大など、進学実績多数。就職では約40%の生徒が事務職に就いているのが特徴。

住所●愛知県犬山市大字犬山字北首塚2

TEL●0568-61-0236

WEB PAGE●http://www.inuyama
-h.aichi-c.ed.jp/


長谷川省一

▲愛知県立犬山高校教頭

長谷川省一

Hasegawa Shoichi

教職歴34年目。犬山高校に赴任して5年目。「素直で熱い心を持った生徒を育てていきたいと思っています」

木和田晋弘

▲愛知県立犬山高校

木和田晋弘

Kiwada Nobuhiro

教職歴26年目。犬山高校に赴任して15年目。2学年主任。「生徒には、常に後悔しない人生を送る努力をしてほしい」

佐橋誠

▲愛知県立犬山高校

佐橋誠

Sahashi Makoto

教職歴24年目。犬山高校に赴任して5年目。教務主任。「失敗しても、そこから何かを学び取れる人間になってほしい」

和田紘枝

▲愛知県立犬山高校

和田紘枝

Wada Hiroe

教職歴2年目。犬山高校に赴任して2年目。情報担当。「生徒が夢や目標を持てるよう支えていきたいと思っています」

VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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指導変革の軌跡68


愛知県立犬山高校 「進路意識向上」

進路未定者の減少を狙い進路意識向上の施策を実施

● 実践のポイント
進路意識の向上を目指し「なるには講座」を設置
朝読書や小論文指導、進路見学会などで改革を本格化
高大連携事業を通して進路意識醸成、地域連携を図る

「なるには講座」で見せた生徒の目の輝き

 「これはいけるかもしれない」
  社会人講師の話に熱心に耳を傾ける生徒たちの姿に、愛知県立犬山高校の教師たちは、確かな手応えを感じ取っていた。2001年2月、全学年対象に犬山高校で初めて社会人講師を招いてのキャリアガイダンスが開かれた。その名も「なるには講座」。各業界の第一線で活躍する人々を招き、その職業に就くための方法、仕事のやりがいや苦労などを語ってもらう進路行事だ。生徒は、各自の希望に応じて、デザインやマスコミ、教育・福祉、公務員などの講座を選び、社会人の生の声を聞いた。当時は進路指導主事を務め、現在では2学年主任を担当する木和田晋弘先生は、生徒たちの様子をこう振り返る。
  「生徒たちは熱心に社会人講師の話に聞き入っていました。その目の輝きを見て、これだと思いました」
  進路意識向上に向けた初めての試みの手応えは、新たな取り組みへの弾みとなった。


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