「テキストの形式」は、二つに大別される。
(1)連続型テキスト…物語や解説など、通常は文章・段落で構成される。
(2)非連続型テキスト…図やグラフ、表、地図など、文章以外のもの。
今回の高校入試分析で、「読解プロセス」については「熟考・評価」に、「テキストの形式」については「非連続型テキスト」に着目した(注1)。次ページでは、これらの観点でPISAの読解力問題と近い能力を試す問題を紹介する。情報を異なったテキストタイプで説明させることで、受験者の「理解」を確認したり「意見・評価」を求めたりする内容だ。
「熟考・評価」の問題としては、連続型テキストを読み、自分の意見を理由を明らかにして答えさせる「条件作文」も、数多く出題されていた。
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