生徒が自ら学習の課題を解決するためには、弱点の確認だけでなく、学習方法を振り返らせることも大切だ。同校では、教科ごとの学習方法や学習時間について生徒の自覚を促すために、年に2回、スタディーサポートのデータを活用して面談を行っている。着実に成績が伸びている生徒を選び、学習内容と総合順位、偏差値の相関を示したデータを作成。それを三者面談で生徒と保護者に示し、どのような学習をすれば成績が伸びるのかを具体的に理解させている(図2)。「国語ではどんな勉強をしていますか?この生徒は国語が苦手でしたが、宿題と予習にしっかり取り組んだことが良い結果につながっています……」などと具体的なデータを示しながら、教師がポイントを説明していくのだ。
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