保護者会の出席率の向上は、各校とも課題に挙げていたことだ。保護者会は、学校の指導方針を伝えて理解を得る重要な場だが、どうすれば、足を運んでもらえるようになるのか。
・地域に出向く―学区をいくつかに分け、公民館などを借り、教師がそこに出向いて保護者会を行う。
・土日や平日夜の開催―共働きの家庭では、平日昼間の保護者会に仕事を休んでまで行くのは難しい。土日、夜など、日時にも配慮したい。
・子どもの志望別に開く―国公立大、私立大、就職など、子どもの希望進路によって保護者が知りたい情報は異なる。より深い話をしたいときに、志望別保護者会を開くのも効果的だ。
・1年間に複数回実施―時期に応じた具体的な話ができるというメリットがある。要点が絞られていれば、保護者の頭に残りやすい。
・学年通信やウェブサイトを活用―重要な情報は何度発信してもしすぎることはない。学年通信やウェブサイトでこまめに情報発信し、保護者の目に留まるようにする。保護者会不参加の保護者へのフォローにもなる。
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