生きたデータの見せ方・つくり方 1年生1学期の保護者に対する意識付け
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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目標3 部活動と学習の両立について理解を得る
『VIEW21』編集部ヒアリング結果より
図5、6
※上記の加工可能な資料がダウンロードできます
■卒業生の進学状況 Excelダウンロード(19KB)
データ作成・加工の POINT

部活動と学習の両立は、1年生の保護者が最も不安に思うことの1つだ。特に、高校のハードな練習に慣れず、毎日疲れきって帰宅する運動部の生徒の保護者は、抱えている不安も大きい。早い段階で部活動の意義や両立のポイントを伝えておく必要がある。また、部活動と学習を両立して、志望校に合格した卒業生の体験談を紹介すれば、安心材料となるだろう。更に(5)のように部活動を続けた生徒、部活動に参加していない生徒の部活動引退後の成績の伸びや、第1志望校の合格率を比べたり、現在の学習時間を比べ(必ずしも部活動不参加者の学習時間が多いとは限らない)、提示するのも一案だ。また、先輩の進学実績を伝える際、(6)のように、入学時点と入試直前の進路希望や成績と、部活動の状況を併記すると、部活動参加者の成績の伸びが具体的にイメージできるだろう。

プラスαの一工夫
学習記録表を活用する
1年生の1学期に、学習習慣の定着を目指して、日々の家庭学習の時間を生徒に記録させている学校も多い。その際、記録表に保護者のチェック・記入欄を作成するとよい。漠然と「部活動が忙しく勉強をしていない」と思っていた子どもが、スキマの時間を上手に活用して学習時間をつくっているなど、現状を正しく理解するきっかけになる。また、部活動に参加していた卒業生の1年次の学習の記録を例示すれば、モデルケースとして生徒・保護者双方の参考になる。
進学実績を具体的な生徒像と共に伝える
保護者の大きな関心事の一つが、進学実績だ。どのような進学先に何名くらいが合格・進学しているのかということには大きな関心が集まる。しかし、本当に保護者が知りたいことは「どのような生徒が合格しているのか」「自分の子どもはどうか」ということである。そこで、単に、合格者数など数値だけを紹介するのではなく、合格した卒業生の生活・学習スタイル、部活動の参加状況、学習時間なども併せて紹介し、保護者が自分の子どもと照らし合わせて考えられるようにしたい(入試結果データの見せ方は2006年4月号本コーナー参照)。

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