部活動と学習の両立は、1年生の保護者が最も不安に思うことの1つだ。特に、高校のハードな練習に慣れず、毎日疲れきって帰宅する運動部の生徒の保護者は、抱えている不安も大きい。早い段階で部活動の意義や両立のポイントを伝えておく必要がある。また、部活動と学習を両立して、志望校に合格した卒業生の体験談を紹介すれば、安心材料となるだろう。更に(5)のように部活動を続けた生徒、部活動に参加していない生徒の部活動引退後の成績の伸びや、第1志望校の合格率を比べたり、現在の学習時間を比べ(必ずしも部活動不参加者の学習時間が多いとは限らない)、提示するのも一案だ。また、先輩の進学実績を伝える際、(6)のように、入学時点と入試直前の進路希望や成績と、部活動の状況を併記すると、部活動参加者の成績の伸びが具体的にイメージできるだろう。
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