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「考え方」に特化しポイントを絞って授業を展開
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森元先生の授業で実際に教科書を使って進める時間は、演習を除けば、15分程度と意外に短い。ただし、公式や定理の背景を理解させることに重点を置き、ポイントを絞り込んで説明するため、内容はかなり濃いといえる。
「固定されていると考えがちな公式も、その背景を理解すれば自由に変形させることが可能です。ですから、私が説明するのはあくまでも基本となる考え方のみ。一度それを理解してしまえばほとんど忘れませんし、適切な公式の使い方も覚えられます。あとはプリントを通して、自ら実践力を高めていけばよいのです」(森元先生)
森元先生の指導法の成果は、さまざまなデータに数値として表れている。進研模試では年次を追うごとに偏差値が向上した。かつて2桁だった国公立大現役合格者数が安定して100名を超える原動力にもなっている。更には、文系から理系へと進路変更を行う生徒も少なからず出てきたという。
「私が生徒に学んでほしいのは、筋道を立てて物事を考え、そこから結論を導き出す力です。それを数字の上で活用していくのが数学です。数学は大学受験という人生の大きな節目において大切なものですが、同時に将来社会に出てから必要とされる論理的思考力を養うための手段でもあります。生徒には数学を通して得た力を十分に発揮して、社会に貢献できる人になってほしいと思います」(森元先生) |
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