「Supplementary Handout」に示されたイディオムを声に出して読み、隣の席の生徒とペアワークを行う。今回は「Why」で始まる質問に対して、本文で使われている「inorder to(~するために)」を使って答える練習だ。生徒がペアになって質問し合う。
「授業時間の7割が活動というのが理想です。授業では毎回、2、3回は活動の時間を設けるようにしています」(松井先生)
ペアワークの次は、いよいよ教科書の本文に入る。今回は「エコカー」がテーマだ。授業では双方向での活動を深めるために、松井先生は英字新聞も用意した。ペンギンが氷山から海に飛び込む写真を示すことなどによって、地球温暖化の背景知識を与え、生徒の関心を引きつけていった。
「教科書の質も授業を成立させる重要なポイントの一つ。教師が問題提起をしたり、生徒が議論したりしやすいテーマを設定することが重要です」(松井先生)
「If it gets warm in winter,what will happen to your life in Hokkaido?」
最後に松井先生がこう問いかけ、再びペアワークを行った。そして、指名された1組が発表して、授業は終わった。 |