VIEW'S REPORT 生徒指導
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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― 英語(リスニング)―

高得点を取るために必要なのは「状況予測力」「情報整理力」

 08年度のリスニングテストは平均点が29.45点となり、前年度よりやや難化した。  難しくなった要因としては、文章の情報量が増えたこと、最後まで聴かないと解答できない設問や、聴き間違いをしやすい語句を使って言い換えられた選択肢を含む設問が増えていたことが挙げられる。
 A層とB層で差がついた問題は、第2問の応答文選択、第3問や第4問のように、まとまりのある会話や文章を聴き取って質問に答える形式であった。
 ここでは、「第3問A・16」を例に見てみる。A層の正解率は78.7%、B層の正解率は38.1%であった。この設問の女性の応答に含まれる"the beginning"は、出発地点の"Central Bus Station"を指していた。しかし、男性の発話の"at Taylor Hall and the Crown Theater"から、"Taylor Hall"が"the beginning"を指すと思った受験生が多かったようである。
 こうした結果を総合して考えると、B層がA層に近づくには、自然な速さの英語を聴き取り、会話や英文が話されている状況を予測したり、聴き取った情報を整理してから総合的に判断したりする力が求められているといえるだろう。

第3問(リスニング)

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