VIEW'S REPORT 生徒指導
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
  PAGE 4/5 前ページ 次ページ

数学

条件を整理し、解答に至るまでを見通す力が鍵

― 数学 Ⅰ・A―

図形的条件の整理と計算の見通しを必要とする問題が明暗を分けた

 08年度は平均点が66.31点となり、前年度より大幅に易化した。昨年は難しかった第3問、第4問が取り組みやすくなったことが大きい。
 学力層別に見ると、A層とB層ではなく、B層とC層で差がついた設問が多く見られた。特に第2問は、ほとんどの設問でA層とB層の差があまりつかない結果となった。
 一方、A層とB層で差がついた設問は第3問、第4問だった。第3問「ソタチ」では、A層の正解率が96.7%、B層の正解率44.4%であり、相似形を利用する際に、どの辺の関係を利用するかを考えることがポイントとなる。また、「テトナニ」ではA層の正解率が81.3%、B層の正解率が11.5%と大きく差がついている。EAの長さを求める計算をする過程で、EAもしくはECだけの式にすることがポイントである。
 以上のポイントを押さえるためには、図をきちんと描いてどの辺や角度がわかっているかという条件を整理することと、それを踏まえてどのように計算を進めていけばよいかの見通しが必要となる。

第3問(数Ⅰ・A)

  PAGE 4/5 前ページ 次ページ