「A目標」を04年と07年とで比較すると、07年の結果は2項目の平均で5ポイント程度下がっている。学びの目標を見いだせない学生が増えていることがわかる。その一方、「C自己形成の学び志向」は増加傾向にある。特に「適性診断」を参考にする学生は約6ポイントも伸びている。これらの結果は一体何を示しているのか。
自分が何に向いているのかわからなければ、目標設定はできない。その目標にたどり着くためには、到達するための方法と段取りが必要だ。
そこに気づいた学生の行き着いた先が、進路セミナーあるいは適性診断だったということなのではないだろうか。自分が何者かを知り、将来の目標を見いだそうと模索する学生の姿を映し出しているといえよう。 |