指導変革の軌跡 山形県立新庄北高校
VIEW21[高校版] 新しい学校再生のパートナー
  PAGE 10/15 前ページ  次ページ

ベテラン教師の助言と叱咤激励によって
担任として成長

2学年担任 高橋美和子


◎2007年度、本校で初めて1学年の担任をしました。赴任したばかりで先が見えず、担任としてどのように指導していけばよいのか、明確なイメージを描けませんでした。そうしたときに07年度2回目のスタディーサポートの結果が出てきました。数学は伸びているのに、英語は全く逆の線を描いている。真木先生や学年主任から指導の見直しを求められました。厳しい状況でしたが、今思えば、あのときに課題が明らかになったからこそ、早急に対策が立てられ、生徒の意識を立て直せたのだと思います。
 進路指導の面で大きな支えになったのは、志望校検討会です。ある地方国立大の法学部を目指していた生徒に対して、ベテランの先生方から「もっと上を目指せる」というアドバイスをいただきました。それを本人に伝えたところ本気になり、次回の進路希望調査で東北大を第1志望に挙げてきました。先生方に見守られているという意識が、生徒の勇気を引き出したのでしょう。
 来年はいよいよ受験の年です。今は「デイリーイングリッシュ」などで手取り足取り指導していますが、与えられたものをこなしているだけでは、高い志望は達成できません。進路指導課や学年団の先生方に助けていただきながら、生徒が自立的に学習する力を身に付けられるよう指導を工夫していきたいと思っています。


  PAGE 10/15 前ページ 次ページ