教師のベクトルを一つにすることが
生徒の夢を実現させる

３学年主任　辻上弘子

◎2007年度、３学年主任となった年に過去最高の進学実績を上げることができました。
　思えば、入学当初は、始業のチャイムが鳴っても席に着かず、廊下やベランダに出ている生徒も多い学年でした。「現役合格　夢実現」という目標を掲げて、「すぐやる、必ずやる、できるまでやる」と言い続け、『学年便り』では励ましの言葉を投げかけました。話せばわかる素直な生徒たちでした。
　先生方が連携して、生徒を多面的に支援できたことも大きかったと思います。分掌と学年の連携を一層密にし、教務部や進路ガイダンス部のバックアップを得て、有意義な情報提供ができました。
　各学年で担任団にも恵まれました。前期日程が終わったあとも、先生方に休日返上で小論文指導や面談指導にあたっていただけたのには、本当に頭の下がる思いでした。
　今後の課題は、自学自習力の育成です。今の生徒は「やりなさい」と言った事には取り組みますが、自ら学習に向かう姿勢は弱い。シラバスの活用については、私の担当の英語では教師によって使う頻度がまちまちなのが現状です。教科内で意思統一を図り、効果的な活用法を詰めていきたいと思っています。
　今年も３学年主任となりましたが、実績を残せるかどうかは、ひとえに教師の団結にかかっています。教師がベクトルを一つにして、生徒の「夢実現」に向けて邁（まい）進していきたいと思います。