VIEW'S REPORT
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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独創的なプログラムと自主性を支える
「サービス創造学部」の教育システム

実社会での体験学習を4年間継続的に組み込む

 サービス創造学部では、学問としての「サービス」を学ぶと同時に、社会における「サービス」との出合いをできるだけ多く体験させることを目指し、「学問」「企業」「活動」の「三つの学び」を用意した(図1)。

図1

 「学問から学ぶ」は、従来の大学教育と同様に、理論を体系的に学ぶ領域だ。「新たなサービスを生み出すには、経営学や財務会計など社会の仕組みを知ることが重要。体験重視といっても、理論はしっかり学んでもらう」と吉田学部長は説明する。
 「企業から学ぶ」は、ビジネスの現場を体験する領域だ。企業で活躍しているプロを招いて話を聞いたり、インターンシップによって企業で働いたりと、サービスの現場でしか体験できないことを学んでいく。
 「活動から学ぶ」は、学生自身が主体的に動いて学ぶ領域だ。教員や企業からの支援はあるが、学生主体で課題発見の段階から取り組む。
 従来、大学のカリキュラムは「学問」に関する科目が大半を占め、「活動」や「企業」に関する科目は少ない。また、インターンシップや実習などが行われていても単発であることが多く、体験型学習を大学4年間で継続的かつ体系的に学べる大学は少ない。サービス創造学部ではそうした現状を踏まえ、「活動」「企業」の領域も「学問」と同等に位置付けて1年生からカリキュラムに組み込み、段階的・体系的に学べるようにしている。学生は4年間に渡って、社会と向き合い、社会を体験できる環境にあるといえるだろう。


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