VIEW'S REPORT
VIEW21[高校版] 新しい進路指導のパートナー
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POINT3 発表・評価

共同作業の中に評価の視点を入れる

 このプログラムのクライマックスである。新人企画担当者という設定で、新しいスキンケア商品の企画開発に着手し、グループ内で議論を深める。70分と短い時間の中で、発表まとめシートに商品コンセプト、特徴、外見、ネーミングなどのアイデアをまとめる。学校も学年も異なる生徒同士が、お互いのアイデアを評価し合いながらまとめていく。また、生徒同士だけでなく、TAからもその都度評価を受けることで、社会人の視点を学ぶ。

社会人の考える視点からアイデアが成熟する過程を知る

 各チームは代表者を決定し、3分程度の発表後、TAからの講評を受ける。実際に商品開発を手がけている社会人に評価してもらえることは生徒にとって大きなモチベーションとなる。生徒が何気なく出したアイデアを、生徒本人が想定しなかったような新しい観点でTAが評価する場面もあり、まさに企業の企画検討会議の様相になる。一つのアイデアが技術理論を通して洗練され、更にさまざまな人の力で改善されながら商品として結実していくことを、生徒は体験する。
参加した
教師の声
写真「学校では、やろうと思っても時間確保が難しく、決してできないプログラム。生徒にとって6時間以上考え続けたこの体験は貴重なものであり、参加した生徒の学びは深まったと思います」

洗足学園中学校・高校 蕪木(かぶき)慎也先生


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