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ポイント2 選択教科等の枠組みがなくなる
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「選択教科等」は枠組みそのものがなくなり、標準授業時数の枠外で開設可能となる。現行課程では「個性を生かす」という方針の下で選択教科が設けられ、学校の特色に応じてカリキュラムが組めるようになっている。しかし、新課程では必修教科重視となり、中学校教育としての共通性が高まる。
学習内容については、「確かな学力」の育成のために、国語・社会・数学・理科・外国語で充実が図られている。具体的には、現行課程で削除されたり、上の学年で教えることになったりした内容が戻るなどの変更がある。例えば、数学では「図形の移動」が復活し、「二次方程式の解の公式」「有理数・無理数」「球の表面積・体積」などが高校から中学校に移行、更に「起こりうる場合の数」が中学校から小6に戻る。同様に理科では、高校から指導内容が下りてくる分野や、中学校での指導から小学校での指導に変更になる分野もある。
このような具体的な指導内容の変更に加え、今回の改訂には「小学校との連携」「高等学校との連携」を意識した言葉が盛り込まれている(図2)。各教科における系統性を重視しながら、複数の学年で学ぶ「反復」や、小と中、中と高の接続を重視した指導の工夫がより一層求められているといえるだろう。 |
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