改革の精神を
次代に伝えていく責任を感じる
3学年担任 丸谷寛
◎私が本校に赴任したのは9年前、教師になって4年目でした。初めて特進コースの担任を任されたときには、プレッシャーで緊張していたのを覚えています。
当時の本校は落ち着きを取り戻し、進路実績が上向き始めたころでした。私自身は大変な時期を直接体験しませんでしたが、先輩の先生方の体験を聞く機会は何度もありました。当時の校長先生も、私たちをよく酒の席に誘っては、学校の成り立ちから低迷期、改革の経緯まで語り聞かせてくれました。教師としての心構えや生徒指導のノウハウも、そういう場を通して伝授されたように思います。
今は、事務の仕事などが増えて、同僚とゆっくり雑談したりお酒を飲みながら語り合ったりする機会は少なくなってしまいました。進路関係職員連絡会のような公的な取り組みの中でしか伝えられなくなったのは、時代の流れかもしれません。
担任としては特進コースを二周り経験し、進路指導部では毎年スタディーサポートの分析を担当しています。これからは、私が9年間で培ったノウハウを若い世代に伝えていこうと思います。また、改革当時を直接知る先生方の大半が他校に異動した今、改革の精神を次代に伝えることも、在校歴の長い私の役目と考えています。
先生方とコミュニケーションを密にし、互いのノウハウを共有できる関係を築いていきたいと思います。
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