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大学入試の多様化と大学生の質的変化
高校から大学・社会との接続において、まず注目すべきは大学入試の多様化だ。
図1
は大学入試形態別の入学者数の推移を示したグラフだ。一般入試を経由した入学者は年々減少する一方、推薦入試、AO入試を経由した入学者は増加傾向にある。推薦・AO入試を目指す生徒の増加で、高校生の進路決定の時期が多様化し、指導内容も複雑化している。
一方、大学入試が学力保障の装置として機能しにくくなっている。
図2
を見ると、一般入試における偏差値が45未満の私立大の推薦入試において、実質倍率が1.5倍未満という学部がほとんどであり、「大学全入」が現実化しつつある。
高校→大学・社会 接続の課題
*文部科学省「国公私立大学・短期大学入学者選抜実施状況」を基に編集部で作成
※入試難易度は、07年度3年11月ベネッセ・駿台マーク模試の一般入試におけるB判定値を使用
*ベネッセコーポレーション調べ
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