▲福岡県公立古賀竟成館高校
小倉浩義
Kokura Hiroyoshi 教職歴・赴任歴共に24年目。教務主任。「地道な努力が大きな結果につながるということを生徒に感じてもらいたい」
米原光章
Yonehara Mitsuaki 教職歴22年。同校に赴任して14年目。進路指導主事。「創造的な進路指導を展開し、生徒の志望を実現していきたい」
丸山貴与仁
Maruyama Kiyohito 教職歴・赴任歴共に7年目。生徒指導主事。「若さと情熱を忘れず、等身大で生徒たちにぶつかり、物事の是非を教えたい」
「私自身、改革が始まった当初は、本当にこんなに厳しくする必要はあるのか、これが正しい教育なのか、と疑問に感じました。しかし、規則を厳しくしてから日を追うごとに生徒の生活態度が良くなっていくのを目の当たりにし、『生徒のためなら』と前向きに考えられるようになりました。それが確信に変わったのは、ある卒業生が学校を訪ねてきたときです。その生徒はこう言いました。『在学中は不満でしたが、就職して服装や挨拶、時間厳守の大切さを実感しました。ルーズなまま社会に出ていたら、きっと適応できなかったと思います』と。厳格な生徒指導が、当時の本校には必要だったのです」
「担任のクラスや顧問を務める部に所属する生徒の家庭を訪問するなどして、地道に保護者との関係づくりに努めました。問題が起きてから家庭訪問をしても、課題解決の話で手一杯で、それ以外の話ができません。普段からよい関係を築いておけば、問題が起きても、学校側の意見に耳を傾けてもらえると考えました」(丸山先生)