「学びの共同体」は、従来の授業スタイルとは大きく異なるため、その効果を認めつつも、導入に二の足を踏む学校は少なくない。
一見して異なるのは机の配置だ。原則として、すべての生徒が壁に背を向けて「コの字型」に座り、必要に応じて4人1組のグループをつくって課題や討議に取り組む。コの字とグループとを切り替えるタイミング、生徒の主体的な参加を促す声かけや課題など、生徒が学び合える雰囲気をつくれるかどうかが、教師の腕の見せどころとなる。
沼津城北高校では、教師が取り組みやすいよう、導入の公表までに綿密な計画を立てた(図)。
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