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中長期の学校像を描くプロジェクトを発足
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08年度には中長期の学校像を企画推進する「中長期プロジェクト」を設置し、併せて生徒の進路観の育成と高度な進学指導の両立を目指す「進進(進学+進路)プロジェクト」を始めた。今後は、両プロジェクトの下に「学習会」を常置し、そこで出た案を吸い上げるシステムに移行する予定だ(図)。
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生徒募集は02年頃から復調し、見事V字回復を果たした。進学実績も、翌年から上昇基調に乗り始め、ここ数年はコンスタントに国公立大合格者35~45人、関関同立合格者200人前後を維持している。生徒募集も順調で、09年夏の高校のオープンスクールでは過去最多の900人の中学生と保護者が参加した。
学校全体が軌道に乗った今、醸成した教師の意識を維持できるのだろうか。
「ここ10年の取り組みを通して、どうすれば学校の組織が変わっていき、学校が良くなっていくのかを、多くの教師が経験しました。『自分1人では難しくても、皆と一緒なら出来る』という思いを、20~30代の若手教師も含め、ほとんどの教師が感じています。この強みがある限り、教師の世代交代が進んでも、改革精神を伝え続けていくことが出来ると確信しています」(木内先生)
学校を変えるのは自分たち――。その信念がある限り改革の歩みは止まらない。
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