「一つの出番をやり遂げたら、それで終わりではありません。役割を果たしたことが承認され、次の出番につながってこそ意味がある。生徒自身にそれまでに積み重ねてきた成果や課題を意識させ、更に意欲を高め、次の『出番・役割・承認』のスパイラルにつなげるのが、『黄金の一週間』のねらいです」(空閑先生)
一連の活動で注目すべき点は、「開発的生徒指導」「黄金の一週間」などの学校の方針と取り組みの内容を生徒にも十分に説明し、しっかり認識させていることだ。
「生徒自身も、この取り組みがどのような内容で、何を目標としているのかを説明できます。中学生であれば、指導の手の内を見せてもよいのではないでしょうか。集団にかかわる全員が意思を同じくして取り組んだ方が、より良い集団となっていくと思うからです」(佐藤校長) |