大阪府教育センター『学校改善への道筋』(2003)より |
学校教育自己診断の成果と課題(小学校の場合) ──実施校へのアンケートから |
◇成果◇
●子ども、保護者、教職員間の意識のズレがわかった。
●学校と家庭の関係が改善され、連携が進んだ。
●地域の人材活用が進んだ。
◇課題◇
●集計の負担が大きい。
●分析に当たっては、専門家の力が必要。
●公表の仕方で悩んだ。 |
学校評議員会(学校協議会)がうまく機能していくためのポイント |
学校評議員会(学校協議会)は「設置が目的」ではない。形骸化、マンネリ化せず、学校を開き、学校改善の機能を果たすためのポイントを挙げた。
★委員(評議員)人選のポイント
単なる評価者ではなく、学校経営の参画者であること
(1)学校教育目標を理解していて、育てたい子ども像を共有できる人。
(2)厳しく、新たな視点で提言できる人。
(学校に親しい人ばかりを集めると、骨抜きの協議会になる)
(3)学校サポーターの役割が担える人。
(PTA会長だから…などと役職で決めない)
★議題設定のポイント
(1)学校がポジティブに発信する内容に。
(2)授業や行事などの「ねらい」や「ねがい」をきめ細かく。
(3)議題と時期をうまく合わせる。
★学校協議会三つの機能
三つのバランスがとれていることが大事
(1)評議機能……地域の思いや期待、願いを反映する。
(2)調整機能……学校、保護者、地域、それぞれの責任と役割を明らかにする。
(3)サポート機能……地域の活力を生かしたり、学校にない専門性を発揮して、学校経営に参画していく。 |