ベネッセ教育総合研究所
愛知県岡崎市立藤川小学校
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実践事例1
到達目標を明確にした児童のPC技能育成
 早くからITに取り組んでいる藤川小では、児童たちがパソコンにふれる機会も多い。そこで必然的に進んできたのが、学年ごとのパソコン技能育成目標の明確化だ。
 児童に求めたい技能・知識を「技能到達目標」(表1)にまとめ、さらに、学年ごとの「パソコン年間計画」に「新出の技能番号」の欄を設け、各活動で習得させるべき技能を明記している(表2)。
図表
▲表1 パソコン技能到達目標。各技能・知識項目に技能番号をつけて、
何年生で習得するのかを示している。技術革新に合わせて毎年更新される
図表
▲表2 パソコン年間計画。表1との関連が、ひと目でわかるようになっている
 技術革新により、毎年、使うソフトも変わる。それに合わせて必要な技能も変わる。このため、技能到達目標も毎年見直している。
実践事例2
就学時健康診断で進行状況を知らせるためIT活用
 毎年秋に、次年度の新入学児童の健康診断が行われるが、ここでもITを活用している。体育館で待っている保護者がわが子の診断がどこまで進んでいるかを把握できるよう、各部屋で診断が終わったらパソコンに入力し、その進行状況を体育館に設置したスクリーンに映し出した。
 これにより、健康診断中に行われる入学説明会でも、保護者が落ち着いて話を聞けたという。授業以外でITを活用した事例だ。


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