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教師、家庭、学校経営の3つから学力向上を捉える |
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03年度までのモデルでは、「教科学力」「学びの基礎力」「生きる力」が大切であり、この3つがどういう実態になっているかを示してきたのですが、「具体的な対応策はどうすればいいのか」がわかりづらかった点が課題でした。
そこで04年度は、
(1)先生方一人ひとりが基礎の徹底から問題解決的な学習、総合的な学習までしっかりと授業をしている学校、つまり、「教師の指導力」が高い方が子どもの学力が高い
(2)「家庭の教育力」がしっかりしている子どもの多い学校のほうが子どもの学力が高い
(3)校長先生のリーダーシップ(「学校の経営力」)のあるほうが子どもの学力が伸びる
という仮説に基づき、教育力を校長、教師、家庭という3者で捉え、細かく見ていこうと考えたのです。家庭や保護者、教師、学校経営と3つの局面から教育力を総合的に捉え、3者が正しく機能するための方策を豊かに構成していくことが、教科学力の思考力や表現力といった、応用的な学力の育成にもつながるのだと考えています。 |
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