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図書館教育の伝統を生かし読書活動を推進する |
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敦賀西小学校では、95年の学校図書館教育実践校以来の図書館の伝統がある。児童の約9割が読書が好きと答えており、読書に関する工夫も多い。その取り組みを見ていこう。
(1)朝読書
毎朝10分間の読書タイムを朝の会の前に設定している。教室で各児童が読みたい本を静かに集中して読み、読書習慣の定着を図る。
(2)読書記録カード
時期を決めて全校で取り組む、読書の感想カードだ。低学年と高学年で書式を変え、文字量を調節している。提出されたカードから選んで掲示も行っている。
(3)読み聞かせ
教師による読み聞かせを実行したり、地域の語り部にお願いしての語り聞かせを行ったりしている。読み聞かせに関しては、従来の「聞かせること」に重点をおいた方法から、言葉の指導をプラスした。また、物語にとどまらず、生物のフォトブックなどを盛り込み、児童の読書域をひろげた。読んだ本は「読み聞かせリスト」を作り、先生の情報の共有化を図ることにしている。
(4)蔵書の充実・設備の充実
読書指導で考慮したのは、図書館での新刊選びだ。「子どもが本当に必要としている本」という視点で児童にアンケートを実施し、結果をもとに本選びをした。また、敦賀西小学校には、一般の図書館のほかに低学年用図書館や調べ学習室があり、蔵書も一万冊以上がそろえられている。 |
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