学校要覧の「本年度の重点」には、「チャンス・チャレンジ・チェンジ with スマイリングを合言葉に!」と書かれている。これは、子どもたちだけではなく、教師たちの合言葉でもある。まずは先生が笑うこと。常に遊び心をもち、世代を超えて情報を共有し、先輩教師が後輩に声をかけ、後輩は先輩に気軽に相談をする。この素地があってこそ、一つひとつの取り組みを全員で協力して進めるという弥生小の特色が生かせるのだろう。中村校長の気さくながらきっぱりとしたリーダーシップが心強い。
「私たちの取り組みの答えは、必ず子どもたちから返ってきます」
弥生小では04年度、「英会話活動支援事業」の支援を受け、ネイティブの先生による英語の授業を行っている。
「ITでも英語でも、子どもたちにはできるだけ多くのことにチャレンジできるチャンスを与えたい」と中村校長。その熱意と実行力で取り組んできた成果が、来年度の学力調査ではどのような数値となってあらわれるか。今から大いに期待されるところである。
|