学びが深まるＩＴ活用　ＩＴ活用で育つ表現力・集中力

VIEW21[小学版]　ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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【教育委員会Voice】

サーバーを更新して快適なネットワーク環境を整備

福岡市教育センター　教育情報課
教育情報係長　河野敏春
主任指導主事　藤　 菊英
　ＩＴ研修や各校をつなぐネットワークのシステムサーバーの運用・管理などを通じて、福岡市のＩＴ教育を支えているのが福岡市教育センターだ。中でも、人的支援は積極的に行っている。
　 「ＩＴスキルの高い教師約40名を『情報コーディネーター』として委嘱。小・中学校の先生の相談や、校内研修の講師を担当してもらっています。ＩＴサポーターの派遣も授業支援に効果を上げています」
　 また、センター内にＩＴ関連の「ヘルプデスク」を設置、05年度にはＩＴ研修講座を25回も開催するなど、教師のＩＴのスキルアップを図ってきた。これらの取り組みの成果から、福岡市では、パソコンを操作できる教師は約97％、パソコンを指導できる教師は90％にも上るようになった。
　 「福岡市の校内ＬＡＮモデル校では、ＩＴ活用が期待される授業のうち実際にＩＴを使う授業が約80％に上る学校があります。より効果的にＩＴを使うことを重視しています」
　 現在、市立小・中学校全227校の校内ＬＡＮの整備を進めている。インターネットの高速化や安定稼動をめざして、06年11月にシステムサーバーを更新する予定だ。今後の課題はＩＴモラル・マナーの向上だ。
　 「教師向け、児童生徒・保護者向けの２種類のガイドラインを作成し、普及させていきたいと考えています」

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