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今後の課題は教科学習での更なるIT活用
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早島小学校では「コンピュータを使うこと自体がIT授業の目的」という段階はひとまず終わった。今後は、教科学習の中にいかに効果的にデジタルコンテンツやコンピュータを組み入れていくかが課題だ。
例えば、コンピュータの操作を伴う授業では、前述のように、子どもの学習意欲が高まることが挙げられる。また、操作をさせない場合でも、見学やイベントのまとめとしてポイントとなる画像を見せるだけで、理解が深まる。体育などで、子ども自身の動作をビデオで撮影して見せることが、フォームの修正などに効果的であることもわかっている。コンピュータやデジタル機器は、教材の提示手段として効果的なのだ。
ITサポーターには、教師から「プレゼンテーションソフトを使用した教材のコンテンツ作成について研修をしてほしい」との要望が寄せられているという。現状では、普通教室の授業でコンピュータやデジタルコンテンツを利用できる環境は十分とは言えない。ただ、早島小学校では「学びの現場でITの果たす役割は大きい」という共通認識が定着しており、今後の展開が楽しみだ。 |
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IT活用の成功ポイント |
point 1 |
小学校6年間を見通した年間計画に基づいた授業 |
6年間で段階的にレベルアップが図れるよう、学年ごとに目標を設定し、それに合わせて年間の授業計画を立てる |
point 2
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ITサポーターの継続的な授業支援
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同じITサポーターが続けて授業を支援することで、過去の蓄積を基に、将来を見通した支援ができる |
point 3
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教科学習の教材の提示手段として利用
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学習のポイントとなる要素を画像として提示すると、子どもたちの集中度が増し、理解をより深められる |
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