まず取り組んだのは、各学年の「コンピュータリテラシー年間計画」の作成だ(図1)。ITサポーターの提案を受けながら、「情報活用力(計画づくり、情報の収集・分析、表現などに分類される)」、そして「情報倫理」についての目標を定め、月ごとの授業計画を「年間指導計画」にまとめた。
「年間指導計画によって、どの学年でどのようなスキルを習得するのかが明らかになりました。授業に流れができ、学年間のステップアップもスムーズになりました」(森先生)
1年目は下地づくり。「年間指導計画」を基にコンピュータで何ができるのかを教師が考え、2年目で軌道に乗せたいと考えた。そこで、毎時、授業でどのようなことを教えたかを記録し、次の年にはそれを基に何をするかを教師とITサポーターが話し合うことでレベルアップする仕組みができていった。 |