学びが深まるIT活用 年間指導計画と授業の記録でIT活用スキルの向上を図る
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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実録e授業
自分で書いた詩にイラストを入れよう  

活用時間 :総合的な学習の時間(国語と図工の要素を含んだ学習を展開)
対象学年:4年生

【学習内容】
前時までに、国語の授業で自分が書いた詩をワープロソフトで入力。本時ではその詩からイメージを膨らませ、描画ソフトを使ってイラストを描く。そのイラストをコピーしてワープロソフトに貼り付け、大きさやレイアウトを整える。作業を早く進められた児童は印刷もする

使用したツール
詩を書く作業はワープロソフト、イラストを描く作業は描画ソフトを使用。共に、広く一般に使用されているソフトウエア

01 授業のねらい

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ワープロソフト、描画ソフトは共に学習しているが、一方のソフトでコピーし、もう一方に貼り付けるといったソフト間の連携を行うのは初めてとなる。その操作方法をマスターするのがねらいの1つとなる。また、作詩は国語、イラストの作成は図工の要素を含む

02 イラストを描く

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自作の詩からイメージを膨らませてイラストを描く。描画ソフトは以前に使用した経験があるため、ほとんどの子どもは迷いもなく描き始めた。操作方法を忘れてしまった子どもは、教師かITサポーターに質問する

03 イラストをコピーし、貼り付ける

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描画ソフトのイラストをコピーし、ワープロソフトに貼り付けて、大きさやレイアウトを調整する。操作の手順はITサポーターが口頭で説明。教室前方のプロジェクターでも作業の手順が映し出された

04 イラストを貼り付けて完成した作品

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時間内に描き終わらない児童が予想以上に多かったため、授業の最後に、完成した児童の作品を印刷して全員に見せ、児童に完成形をイメージさせた。次の授業では全員の完成を目指す(作品は見本)

05 授業後の反省

「今日は、子どもの活動がいつもよりも遅かったようです」(4年生担任の植田佳子先生)。「仕上がりのイメージを先に提示しておけば、子どもが目標を持って進めることができたかもしれません」と、すぐに反省点を記録して共有し、次に生かす

 


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