幼児教育との接続も意識する。
「以前、幼児との交流活動で、1年生がドングリを使ったさまざまな工作を用意して幼稚園児を迎えました。ところが、ドングリごまだけには園児が興味を示しませんでした。幼稚園の先生と話すと、以前に同様の工作を体験していたことがわかり、既に体験していることから関心を引き出すことの難しさと、普段から幼稚園や保育所との関係をつくることの大切さを痛感しました」(根本先生)
同校では、年間の指導案の大枠を作成した上で、「どのような場所に行きたいか」「どのような動物・植物を育てたことがあるか」などを子どもや保護者に聞きながら、実際の活動内容を調整している。生活科は準備や運営に時間や労力を要するため、複数の指導プランを考え、教師の力量や子どもの実態を見ながら年度ごとに最適なものに変えていくなど、無理のない計画立案を心がけている。
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