低学年での書く力は、中学年以降の学習の土台となる。高学年で書くことに苦手意識を抱かせないようにするためにも、低学年のうちから、国語の授業だけでなく、他教科を含むさまざまな学習活動の場面で、書く力を意識した指導を行うことが重要だと言える。また、「『書くこと』の指導は、『読むこと』や『聞くこと』と同様に難しさを感じている教師が多い」(秋田教授)との指摘もある。「書く」活動と、「読む」「聞く」活動を組み合わせた指導を考える必要もあるだろう。
そこで、次ページから、さまざまな学習場面で書く指導を積極的に取り入れている、福島県郡山市立芳山(ほうざん)小学校の取り組みを紹介する。
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