課題(2) 「英語ノート」の教材カードには使いづらい物がある
例えば5年生の、果物のカードを組み合わせてフルーツパフェを作るレッスンでは、果物の形ではない四角いカードをグラスの絵の中に置く作業のため作業がしにくく、子どもの活動意欲を高めにくいところがあった。
改善策―使いづらい物は、教師が自作
活動前に必要な教材を検討し、その度に準備。教師間で共有することで負担を軽減した。
課題(3) 少しでも分からない個所があると苦手意識を持つ児童が目立った
英語の聞き取りなどで、一部を理解できれば良い場合でも、完全に理解できなければ「英語は分からない」とすぐに苦手意識を抱く子どもが目立った。「積み上げの学習形式に慣れてきた子どもには、『一部が分かれば良い』という発想がなく、『完璧主義』に陥りがちな傾向が見られました」と岩本先生は話す。
改善策―苦手意識を持たせない指導に
「全部を聞き取れなくても良い」と繰り返し伝えて、子どもを安心させるようにした。「分からなければ、Once more, please. というフレーズを言えば良い」と伝え、「分からない↓つまらない」となるのを防いだ。
|