移行措置対応のポイント 第4回 言語活動を通じてつくる国語の授業
VIEW21[小学版] ともに語る、考える。ベネッセの教育情報誌
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授業づくりのヒント

[1] 教師自身が体験してみる

 

 例えば、子どもが作る作品を、自分自身で作ってみてください。どのような能力が身に付くのかが明確になりますし、子どもがつまずきそうな場面が分かり、前もって手立てを検討できます。子どもに付けたい力を教師が自覚することが重要であるにもかかわらず、無自覚なまま指導していることも多いようです。計画した活動でねらい通りの力が付くのかを確認しましょう。
 教師が作った作品を子どもに示せば、学習目標が明確になります。学習意欲が高まり、課題解決の過程を設定しやすくなるでしょう。更に、学習の見本にもなります。一人で学習を進められる子どもにとっては参考の素材になりますし、特に支援が必要な子どもたちは、見本をまねすることから始められます。教師の見本をまねして文字を書くことだけでも、学習です。理想を言えば、二つ以上の見本を用意すれば、表現の多様性を示すことにもなり、子どもの活動に広がりが出ます。各学級担任が一人一つずつ作り、学年で持ち寄って検討するのも良いでしょう。


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