評価の手段は、例えば「話す」については、月の最後の授業で「会話力調査」を行い、その結果で評価している。一人ひとりがALTと会話して、9割以上できればA、6割以上9割未満ならB、6割未満はCと評価。子どもたちにはプレッシャーをかけないよう「調査」と呼び、子ども自身が「英語の力がついた」と自覚できる場にしている。観点別評価の結果は通知表にも記載。保護者からはおおむね好評だ。
「評価してわかったことは、児童全体の90%が会話力を、80%が読む力を、70%が書く力を身につけていることです。書く力の数値は気になるかもしれませんが、この数値を上げるには、ドリルなどの練習に時間が必要です。しかし、ここに時間をかけてしまうと、従来の中学校の英語学習の前倒しになってしまう。その結果、英語嫌いを小学校時代につくってしまい、小学校で英語を学ぶ意味を失ってしまう。小学校のうちは、『聞く・話す』を中心に学習していきたいと思うのです」
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