前述したように、音声指導重視の英語教育を受けてきた生徒を受け入れる中学校では、小学校時代の高い関心・意欲が維持されるように、早急に学習指導方法の転換を図ることが課題となっている。そこで04年度より、小中相互で授業参観をし、情報交換を図りながら自校の英語教育にフィードバックさせることも試みている。
具体的には、小学校の先生は自校の児童が進学する中学校の先生に授業を公開して意見をもらい、同時に中学校にも出かけていっては授業を見学したりして、小学校での授業に反映させている。
「中学生へのアンケートで、『小学校で英語の学習をしたことが中学校で役に立っている』と答えた生徒が80%を超えています。今後ますます、接続期の指導の研究が重要になると思います」(高良指導主事)
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