年々体制を整え、順調に成果を上げつつあるが、課題も山積している。
「学級担任はかなり力をつけてきましたが、意識調査をしてみると、まだまだ指導力に不安を持っています。現在も校内・校外の研修会などでスキルアップは試みていますが、もっと充実させる必要があります。
同時に、まだAET、JTEなしには長期的な指導を続けることはできません。現在、研究開発費として、市から6千万円以上、県から3千万円以上の予算措置があります。これらはほとんどAET・JTEの人件費です。特別の予算措置がなくなったときの指導継続を考えねばなりませんが、まずは予算措置の付いた研究の継続を申請しています」(高良指導主事)
その他、「低・中学年に比べて、高学年に興味・関心を持たせる授業づくりが課題」との声が現場から多く挙がっているという。高学年の知的好奇心に応えるようなカリキュラム、さらには教具・教材の開発も急がれている。
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